コンサートイベント科 ブログ個別記事(コンサートスタッフ 専門学校)

音楽で人を幸せにする。



蒲田 八王子 2年制 コンサート・ライブハウス業界のプロをめざす人の情報ブログ コンサート・イベント科ブログ

楽器は楽し(管楽器・・・というか吹く楽器編)

2007年02月20日 楽器は楽し(管楽器・・・というか吹く楽器編)

 管楽器と書くとなんだか仰々しいけれど、私の勝手な解釈で、今回は口で吹いて音を出す物を乱暴にもそうカテゴライズさせてもらいました。吹いた事がないという人は間違いなくいないというでしょう(口笛も含む!)幼稚園や保育園の発表会やら運動会の鼓笛隊(マスゲーム)などの練習が楽器のキャリア?のスタートという人も多いはず。その他大勢に含まれるハーモニカや縦笛(ソプラノリコーダー)、メロディオン(鍵盤ハーモニカ)といったモノは、小学校の音楽で必ずやるので、実は一番身近な物であったはず。バンド物の基本と言えば、ドラムにベースにギターといういわゆるスリーピース。不思議な事にだんだんオトナになるにつれて、身近さがなくなっているよね。

 その管楽器、なんだかとてもお洒落なカンジしない?楽器自体もそうだし、それを吹いている人(趣味としてそれを挙げる人も含めて)、出てくる音も、奏でられるフレーズも。オトナになってもやっている人って、他の楽器とかよりもなんかお洒落に感じるんだよねぇ。それがホーンセクションとかでお揃いの衣装(なぜかスーツが多いよね?)でビシッと決まっていると、もうカッチョ良いよねぇ。それに普通のロックやポップスにちょっとそういった物が加わると違うテイストになるしね。それがハーモニカやリコーダー、メロディオン、オカリナなどの子供の楽器みたいな物でもね(というか、こういう物の方が)。さらに口笛なんかもね。素朴になったりブルージーになったり、よりソウルフルなカンジするよね?
 うーん、管楽器と言えば・・・
 私の中でのフェイバリット管楽器プレーヤーは、お恥ずかしいぐらい王道のKenny G。ソプラノサックスの優しい音色は何とも言えない美しさで、心までもが透き通ってしまいそうになるなぁ。と私が書くとちょっと気持ち悪い表現になるので、このブログっぽく言い直すと、まぁ空気がきれいになりそうだからとってもエコロジーってなカンジだろか?アルトやテナーで吹かれている曲もチョコチョコあって、それらがまたお洒落なんだけれど、やっぱりケニーと言えばソプラノだね。名前は知らなくても聞いた事がない人はいないってくらい、よくBGMとかでもさりげなく使われているしね。それに彼の曲やサウンドって嫌いな人っているんだろうか?ああいうものって、取り立てて『好き!』ってことはなくても、まず『嫌い!』って言う人はいないんじゃないかなぁ。ずいぶん前にライブビデオの紹介でも彼に触れているのでここでは書かないけれど、書き始めたらこれまた止まらないくらい思い入れはあるのですわ。

 それからホーンセクションと言えばブッチギリのカッコ良さと圧倒的な迫力は、なんといってもブライアンセッツァーオーケストラ(以下BSO)。

 某日本の代表ともいえるオーケストラがあるじゃん(ここではあえて名前は出さないけれど)。数年前にBSOの来日公演で、その日本代表が前座をつとめるという夢のようなジョイントがありました。もちろんサイコーに楽しめたんだけれど、実はとてもショックを受けたのも事実。というのも、私の中ではその日本代表のオーケストラは、やっぱりカッコいいしお洒落だし世界に誇れるくらいだと思っていたのね。それがガチンコでBSOと総当たりをするなんて、めちゃくちゃ興奮するじゃん。結構善戦してメインを喰っちゃったら?なんて心配していたのだ(BSOビイキだからね)。ところがさ、実際のライブじゃ心配御無用!ってくらい、てんで相手にならなかったのさ。もちろんBSOのファンとしては『それ見た事か!』ってファンである自分にちょっと誇りを持てだけれど、日本人としてはやはり日本代表にも頑張って欲しかったのよ。それがあそこまで差を見せつけられるとちょっとね・・・。それくらいBSOはすげーっす!

 特にライブならではだけれど一番違うのは音圧が違う!決して音量(音のデカさ)ではなくってね。なんか音がダンプカーみたいに迫って来るカンジっていうのかなぁ。ちょっと上手い表現が出てこないんだけれど、とにかく迫力が違うのよ。それでいて心地よい。変な音が音圧があって音量があったら、ただの拷問だもんね。

 ここ数年は山下達郎と同じくらいクリスマスの頃には彼らのバージョンのジングルベルも街で流れているので、「あー、これをやってる人達!?」って分かってもらえると思うけど。総勢17人いるオーケストラの中に1人日系(日本人)がいることは日本人としてちょっと救いかなぁ。

 彼らもそうだけれど外タレに良くある事。ライブの当日でも本人達のリハはやらず、彼らのローディーなんかが完璧にその代わりを果たして、本人達は本番に向けてそのテンションを持っていくこと。特にPAに向けたリハは本人達が演奏するよりも仕事が捗るんじゃないかってくらい。もちろんリハを必要としないアーティストの力もあってこそなんだけれど。とくにこのBSOみたいな大所帯はホントそれが大変な筈なんだよね。その辺のリハなし、本番1発って感覚はとてもカッコ良いよね。良くあんだけの大人数がビターッと合うよなぁ。日本人は生真面目な国民性だから本番に向けての準備はしっかりやろうということなので、リハは欠かせないしね(そうじゃないアーティストもいるけどね)それはそれでとても大事だし、仕事としてやるならその気持ちは持ちたいけど、やっぱりリハなし本番一発って、ロックやブルース、ジャズなんかにも大事な感覚だよね。
 
 それからコンサート業界で仕事をしたくてというのなら、ホーンを聞いておこうと思うのならやっぱりTower of Powerは絶対聞いておくべき。やっぱりロック系のホーンセクションの原点だと思うし、彼ら(個人も含めて)がサポートしたアーティストはホント星の数程いるんじゃないかってくらいだから、彼らのサウンドも必ず耳にしている筈。一回くらいは意識して聞くべきだし、個人的にはPAさんになるなら1枚くらいCDもっていたら?って思うんだけれど・・・。床鍋、中里領先生とはどう思うのかな???
 
 『女にモテたくて始める楽器』の代表はギターだよね。今思えば何で管楽器をやらなかったんだろか?やっぱりとてもお洒落なカンジするし。BSOとか見てても、どんだけルックスがハゲだろうがデブだろうが変な顔だろうが(というか、ホーンセクションってなぜかそういうバラバラで個性的な集団って感じしない?)、管楽器を吹いてるだけでぜーんぶそんな事チャラになってるよね。女にモテたけりゃ、今からでも遅くない!さっそく管楽器始めてみない?海辺や河原でハーモニカ吹いているだけでもなんかいいフインキ醸し出せそうじゃん。

 そう言えばうちの補助員の久保さん(♀)も管楽器プレーヤーでした!お洒落でファンキーなのはおっきな目にもあらわれてますなぁ。

n-46682144 at 9:44 | この記事のURL | |