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出演者情報(大槻ケンヂと橘高文彦)

2007年02月16日 出演者情報(大槻ケンヂと橘高文彦)

かつて、バンドブームと呼ばれる音楽業界にとって空前のお祭りのような時期があった。テレビ番組を通じて、全国にそれは波及していた。
「ユニコーン」「JUN SKY WALKER(S)」「ザ・ブルーハーツ」
錚々たるバンドがこの時期にデビューしている。

その中にあって、「筋肉少女帯」というのは異質の存在であった。
同じ事務所(トイズファクトリー)であったJUN SKY WALKER(S)(ベースの寺岡さんは「ゆず」のプロデューサー、ギターの森さんは今回出場のツバメスケッチに楽曲提供)とは、
随分と趣がちがっていた。
女性に「キャーキャー」言われるのではないバンド。
大槻ケンヂ本人の言葉を借りれば、
「今で言う、ニートが僕らのファンであった。」

しかし、大槻ケンヂのプレゼンスは、後にサブカルチャーの代表格と
言われるまでになる。

唯一無二の存在感を放つ大槻ケンヂは、
やがて筋肉少女帯を脱退。「特撮」を組みながら、
昨年末、「筋肉少女帯」は華々しく復活をとげた。
http://www.okenkikaku.jp/okenkikaku/o-ken/index.html

ある時は、作家。ある時はSRSで格闘技にコメントしたり、
ある時は、NHKに出ている。週刊誌にもよく登場する。
そして、ミュージシャンとして当然活動している。

そんな大槻ケンヂが率いるユニットが、今回の
「大槻ケンヂと橘高文彦」だ。
筋少のギター橘高文彦に長井ちえ、朝倉真司を
加えたアコースティックは、とてもレベルの高い音楽を
聴かせてくれた。

筋肉少女帯の大槻ケンヂとは、また一味違う
大槻ケンヂが、ステラボールで見られた。

彼らがステージに登場してきた時の歓声が、
この日一番大きかった。学生スタッフの感想では、

「あのときの歓声は震えた」

という。コンサートスタッフが、やってよかったと
思う瞬間。そして「音楽の専門に来てよかった。
こういう現場にいたかった。」という瞬間だ。

いろいろなことがあった2年間も、学校紹介ガイドブックに
書いてある通り、最後にはプロ同等のイベントを実施して
卒業を迎える。

この業界で生きていく卒業生には、
この日はとてもいい経験になったはずです。

あの「大槻ケンヂ」のコンサートをみんなでつくったのですから。

2年間全ての出演アーティストに感謝。
学生スタッフ、最後までお疲れ様!!

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