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エンタテイメント

2006年01月23日 エンタテイメント

ということで、日本の様々なエンタテイメント(エンタテインメントとどちらが正しいの?)には、もはや欠くことの出来ないどころか、欠いたら日本は成り立たないくらい席巻している彼ら。好き嫌いはとにかく、業界の仕事を目指すのであれば、一度は見ておく必要はあるでしょう。とにかくこれだけ長きに、そして広きに渡り老若男女にその名を知られているというのは、世界中でも例はないでしょう。個人的な興味というのではなく、あくまでもお勉強という視点で見てみると、感心させられることが如何に多いか。そんな中このLIVE DVDを選びました。さてそれは・・・
SUMMARY of Johnnys World

 そう、ジャニーズ関係の人たち。テレビ番組だって彼らが一切出なきゃ、もう日本とテレビは成り立たないでしょ。私らが子供の頃はアイドルにすぎなかったけれど、今となってはバラエティー番組に彼らが関わらないものを探す方が大変。私だって彼らが好きなわけではないけれど、時と場合によっては『下手なお笑いよかよっぽど面白いじゃん!』と、彼らの出る番組を見て大笑いすることは否定しまへん。
 さて、そんな中でどれを選んでも良かったんだけれど、あえて選んだのはよりコアなジャニーズファンしか見ないと思われる作品。とりあえず全国区の市民権を得ているSmap、TOKIO, Kinki Kids, V6あたりに続いて行くNEWS、KAT-TUNが中心となって展開するジャニーズワールド。なんでわざわざこれなのかはあとで述べるけど、まずはその感想。
 
 イヤー私ゃ凄すぎて爆笑しました!まず客席をぐるりと360°取り囲んだLEDプロジェクターと実物が絡むオープニング。おーっ!!!と声でちゃうよ!そこにローラースケートで登場されたら、ファンでもないオッサンは笑っちゃうわけ!しょっぱなからメンバーが空を飛びまくり、ブンブン振り回されまくり。まるでスペースシャトルに搭乗するための訓練じゃねーかよ! 間髪入れず水がジャンジャン出まくるし炎も燃え上がりまくり。イヤー、何でもありってまさにこのこと、もう特殊効果満載だし、衣装の早替えもバンバンやるし、テキトーに楽器持って演奏しているし。
 まぁ舞台監督(正確に言うと業務内容は舞台進行かな?)とかを目指すなら、そらもう、ええ勉強になりまっせ!!実際会場で見たら、あちこちで色々やってくれちゃっているから、どっかに目を奪われているうちに、別のところでは次の準備をしているというミスディレクション(これは本来手品の世界の言葉)に引っかかりまくるわけ。次から次へと滞りなく展開されて行く様は勉強になるよぉ。もちろん音響やら照明も見所や盗みどころも盛り沢山。自分の目指す仕事では役には立たないかもしれないけれど、これだけのことを実現する中には、様々な工夫があるってもんよ。それはそれで参考にしたって損はないですゼ。

 ライブが行われた原宿のビッグトップという場所も、このビデオを選んだ大きな理由の一つ。実はこの会場、もう何度も色々なものを見たり、仕事でも行ったりしているけれど、簡単に言うとサーカス小屋なんだよね。こないだまでしつこく(失礼!)やっていたアレグリア2なんかをやっていたんだから。コンサートホールやライブハウスといったところより、更に色々な使い方をするにはうってつけの小屋であることは、過去にやられている演目で実証済み。賛否両論はあるけど、一つのカテゴリーに治まりきれないエンタテイメントをやるにはとても自由な作りである小屋泣ことは確か。理由は簡単、サーカス小屋って言う表現があたっているように、仮設の建物なので、その演目に合わせてカスタマイズが比較的簡単なんだよね。最悪、テントなんだから壊しちまってもいっかー!(なわきゃない!) これはエンタテイメントを作る側のスタッフからしてみたら、創作意欲は掻き立てられるわけですよ。色々なウルサい(ホントは大事な!)規制も緩いしね。仮設という言葉はまた何かの機会に説明するけど、ここのビッグトップで開催されたものがDVDになっているものってあんまりないんだよね。いずれ壊されてなくなる建物だから、これはこれで貴重な資料なんで、今回選んだわけですわ。

 そりゃね、私みたいなオッサンが彼ら自体に興味があるわけないんだけれど、このライブを作り上げる仕事という観点で見ると違ってくるんだな。様々な最新のハイテク機材を贅沢に使い、お客を驚かせ、楽しませる為に徹底的に作り上げて行くことが出来る。これは面白そうだし、熱狂的に盛り上がるファンが常に満員御礼というのは、仕事としてはやりがいはあるわけよ。そういう意味では、これに限らずジャニーズものなんかは制作が一番勉強になるんじゃないのかなぁ。だってこれだけのものを企画し、実現に漕ぎ着ける、さらには固定ファンをこれだけ確実にものに出来ている、それを長きに渡って継続しとるわけだよ。ね、世界唯一といっても過言じゃないでしょ。そういう意味では、私の中では東京ディズニーリゾート(もちろんランドとシー)とかなり共通するところがあるなと思っているのだ。本屋に行けばディズニーに関する本はいくらでもあって、ディズニー学(経済、倫理、人材育成・・・)なんかはホントに面白いし、この業界じゃない人たちがこぞって自分の仕事や生き方のヒントにしているけど、ジャニーズのその手の本がないのは不思議だなと思っているんだよね。よーし、この勢いで書いてみるかー!

 なーんて言ってもねぇ。ディズニーは自分が好きで遊びに行くけれど、ジャニーズのライブにプライベートで行く勇気はないなぁ。それにうちのムスメがディズニー好きになるのは大歓迎だけど、ジャニーズの追っかけになるなんてホントご勘弁・・・皆さんはどう思います?
 

n-46682144 at 10:0 | コメント(0) | この記事のURL | |

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