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機材にも愛情!

2005年05月23日 機材にも愛情!

修理中
本日は1年生の基礎実習の月曜日編最終日。いよいよ明日はコース分けをする日になります。そんな日に、うちのDOSで機材がトラブっているとの事!実習は講師の先生にお任せして、私(やました)は機材を直しに向かいました。

『センセー、コイツらすぐ電球が消えちゃうし,なんだかクサーい!!』と生徒の声。下の写真がその異臭の主。なかなかキュート!?なルックスは、Martin(ギターのメーカーじゃないよ!)というデンマーク製Mac500という世界中で活躍しているムービングライト。
まずはさておきチェックしてみると、とあるパーツから煙がモァーッと出ておりました。とっとと手を施さないと本番に差し支えてしまう・・・
コイツが異臭の主!

照明に関わらず,実際のコンサート現場では機材のトラブルはつきものです。実際にトラブルに見舞われると・・・。予備の機材への交換が出来れば良いですが,ツアーともなればまず予備を持って行くとなるとそれだけ手間と時間=金がかかります。ですから必要最低限の機材しか持って行けません。しかも使っている最中にトラブルが起こるのです。出来る限りツアースタッフは自力で機材を直すという事になってしまうんですよ。
ボケた写真は、修理している時の一コマ。丸裸の恥ずかしいMac500クン達です。
a5c4139a.jpg
何事でもそうなのですが,きちんと手をかないととんでもないしっぺ返しを食うのです。リハまでバッチリだったのに,いざ本番になるとへそ曲げていたり。球切れ(電球切れの事)くらいならまだ目立たないので良い(良くない!)ですが、全部青の綺麗な照明の所で、そいつだけピンクとか出しやがったり。Vocalを狙っているはずなのにビューン!!ととんでもない方向を向いたり(まさかVoが嫌いなの?)。挙げ句の果てには暴走してしまう(ホントにするんですよ!)なんてこともありました。
その時の学生の絶叫・涙・苦悶・爆笑!?は、時間が経てば笑い話ですけれど,せっかく大変な思いをして準備したものが、本番でぶち壊しになってしまうのはシャレになりません。
とにかく機材は本番を成功させる為(というか奴らがちゃんと動いてくれる為)には、くれぐれも大切に,愛情を持って扱いましょう!
今日はとても長くなりましたが,この手の話は尽きないので,また機会を作って紹介していきたいと思います。

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